吉武大輔

この記事に書かれていること

●周囲のことを気にかけられる優しい性格を持ちながら、自分らしく夢を叶える方法

●自分の気持ち・周囲の人の気持ちに寄り添いながら、経済的にも豊かになるために必要なこととは?

●「周りに人がついてきてくれない」という悩みから抜け出し、信頼されてチームで目標達成することを目指す経営者・リーダーにオススメの記事

●「稼げるようになったけど、想像していたように幸せになれてない」という違和感の原因を知り、幸せな成功者を目指す

●尊敬できるメンターとの出会い方を知り、生涯高め合える関係性を築いていくための秘訣

 

吉武大輔さんインタビュー(youtube音声版)

 

やさしいお金持ちをつくる専門家 吉武大輔

山倉陽平

山倉:こんにちは、インタビュアーの山倉です。今回のゲストはフォレスト出版から「やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方 」を出版されました吉武大輔さんです。

吉武さんは、これまでコンサルティングやカウンセリングの相談件数が累計7000件を超えている相談事業のプロフェッショナルです。現実とスピリチュアルの精神を融合した独自のビジネス理論・コンサルティング手法を確立しており、日本全国にクライアントを持つ異色のコンサルタントとしてご活躍されています。

先ほど初めて吉武さんとお会いましたが、「稼いでいる社長さんの中で、1番温かい人だ」という印象です。今のお仕事はメインはコンサルティング・コーチングということでよろしかったですか?

吉武大輔

やさしいお金持ちをつくる専門家 吉武大輔さん(以下、吉武):ご紹介ありがとうございます。

今は、講師業が多く、セミナーやワークショップ、グルコン合宿をメインに活動しています。コンサルは顧問契約のみで、個別のコンサルは今あまり募集していません。年間の顧問契約をしているところが数社、後は執筆をしています。一昨年が講師業の一番のピークで、年間200回以上講師をしていました。2日に1回くらいのペースで講師をしていたので、1ヶ月の内30日中27日間はホテル暮らし。地元の山口県を拠点にしているんですが、地元にいるのは3日前後で、「スーツケースが家です(笑)」といった感じで全国を飛び回る暮らしをしています。

 

「優しすぎるあなた」に向けて書いたわけ

優しすぎるあなた

山倉陽平山倉:今回出版されました「やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方 」を僕も読ませて頂きました。とても面白かったのは、まずこの題名と切り口です。世の中の「お金持ちになる系」の本はいわゆるリーダータイプの「ガッツある」「目的意識が高い」というようなガツガツ努力して、成功しようというメッセージの本が多いと思います。

この本では「やさしすぎるあなた」に向けて書かれていると思いますが、なぜこの人たちにメッセージを発信しようと思ったのか教えていただけますか?

吉武大輔吉武:わかりました。このタイトルは、フォレスト出版の編集者の方が決めてくれました。「やさしさ」と「お金」というコンセプトをつなげてくれたのは、その方のセンスだと思うんですよね。

元々は、「スピリチュアルとお金」というコンセプトで本を書いて欲しいと言われたんですが、そのテーマで書くことを考えたときに少し悩んだんですね。よく「龍の絵を飾るとお金が来る」とか、「グリーン車に乗って基準をあげるといい」というような話があるじゃないですか?そういう、「再現性やエビデンス(証拠)はないけれど、確かに効果がある」というテーマを扱っている本は、すでに巷にたくさんあると思ったんですね。なので、あんまりスピリチュアルに寄りすぎず、具体的でありながら、心の世界とお金を関連づけた本がいいなと考えた結果、「お金と感情」をテーマにしました。

山倉:「お金」と「感情」をテーマに?

吉武:はい。本の冒頭にもあるように、「お金の問題に見える問題は、感情の問題」です。お金のことで悩んでいる人は、実はお金そのもので悩んでいるのではなくて、「自分の感情」や、「他人との関わり合い、関係性」に悩んでいるので、「感情」と「関係性」という切り口から書こうと思ったのが、この本です。

これまで多くの方と接してくる中で、感情や関係性について悩んでいる方は、やさしい人が本当に多かったんです。この本の中に出てくる勇者タイプは、どちらかというと、「感情は置いといて、とにかくやるんだ!」というイメージで、動き出すとすぐに成果を出す人もいらっしゃるんですけど、そういう方って100人に1人くらいしかいないんじゃないかなと思っています。

日本人の大半の特徴である、「やさしい人が自分の感情や相手の感情に寄り添いながら、経済的にも豊かになれる道を書いてる本」があまりなかったので、今回書いてみようと思いました。究極的には、勇者タイプでも、賢者タイプでも、どちらでもいいんですけど、自分のスタイルにあった生き方ができるということをお伝えできれば嬉しいです。

 

※本書に出てくる4つのキャラクター

●「挑戦者」…お金も感情も不安定。お金・時間の自由度が低い

●「勇者」…お金を通じて感情や関係性の大切さに気づく。やりたいことを実現するも、自分や他人の感情を置き去りにしがち

●「賢者」…関係性を通じてお金を生み出す。人のサポートが好き、自分1人で何かをするのが苦手

●「老師」…感情と関係性を扱う感情使い。精神的にも物質的にも満たされている

 

ビジネス×スピリチュアルの必要性

ビジネス×スピリチュアル

山倉陽平山倉:ビジネスとスピリチュアルを掛け合わせているというのが、吉武さんの独自のコンサルティングや相談の手法かと思います。吉武さんがビジネスにも感情やスピリチュアルが必要だと気がついたきっかけはありますか?

 

吉武大輔吉武:起業しようと思ったきっかけは、大学4年生の時に通った起業スクールです。それまでは、山口県から18歳の時に上京してきて、英語の先生になるために教員免許を取得し、卒業後は山口に帰る予定だったんです。それが、その起業スクールに通い始めたことで、たくさんの仲間と出会うことができました。志も高く、何よりやさしい。起業する目的も、自分のため、お金の為よりも、世の中の為や次世代の為に、というビジョンを持っている仲間が多かったんです。でも、その当時は、まだお金を稼げてない人が多かったんです。

山倉:優しさはあるけど、収入には繋がっていない。

吉武:はい、そうでした。一方で、お金を稼いでいる経営者の方や成功している方のセミナーや勉強会に行くと、「夢物語を語る前に、やるべきことをやりなさい」「マーケティングは?ブランディングはどう考えてるの?セールスは?プランは?資金調達は?」という正論のお話はいただくのですが、当時の自分たちが聞きたかったり、欲しかった感情や関わり方ではなかったんですね。

10年前はまだ、スピリチュアルとビジネスが大きく乖離していたように思います。スピリチュアルが好きな人はスピリチュアルだけ、ビジネスが好きな人はビジネスだけで、この2つを統合して物事を考えたり、この2つのコンセプトは実は繋がっているという話はまだあまりありませんでした。もちろん、それらを説明している名著もありましたが、今ほどはまだメジャーではなかったんです。なので、「精神性が高く、やさしい人たちが、現実的な成果を作っていけるようなサポートをしよう」と決めて、スピリチュアルとマーケティングをバランス良く勉強し始めました。

山倉:まずは起業スクールの仲間や、先輩たちとの出会いからスピリチュアルとマーケティングをバランス良く学び始めたんですね。

—-ビジネスとスピリチュアルの接続

山倉:ビジネスとスピリチュアルをつなげていくことって難しいような気がします。現実的にやるべきことをやりながら、自分の感情も大事にするのは難しいのかなっと。

吉武:うなんですね。自分の中では、ビジネスとスピリチュアルはつながっているということは、当たり前なんです。「ビジネスとスピリチュアルってどうやってつなげるんですか?」と聞かれた時によく話す話があるのでお伝えしますね。

自分は2010年からマーケティングを勉強し始めたのですが、マーケティングを考える時に最も大切だと思うのは「ターゲティング」なんです。「誰に届けるか」によって、同じ商品でもコンセプトや方向性、戦略が大きく変わります。

例えばお水という商品があったとして、このお水を、おじいちゃん・おばあちゃん向けにマーケティングするのと、子供向け・乳児向け、または中学生・受験生向けにマーケティングするのでは、すべて変わりますよね。

では一方で、スピリチュアルを考える際に何が大切なのかというと、「誰と共に生きるのか?」「誰のために生きるのか」ということです。あなたは誰に貢献して、誰と繋がり、人生を生きていくのか。何をするでも、どうやるでも、いつやるでもなくて、誰と共に生きるのか。それがスピリチュアルの世界では大切だというように、今は理解しています。

そうするとターゲティングの話とスピリチュアルの話が繋がっているのが見えてきませんか?どちらも、まずターゲット、誰と生きていくのかを設定し、その人たちと精神的にも現実的にも豊かになるために生きるにはどうたらいいのかを策定する。そのターゲットが魂的にも、戦略的にも一致していたら、成果が出るのってある意味当たり前なんですよ、というのが吉武大輔の持論です。

よく、スピリチュアル的な考え方で、「私たちはソウルメイトだ」と言うような表現もありますが、そこに戦略やビジョンがなければ理想論であり、単に仲良しな関係で終わってしまいます。逆に「あの市場やターゲットが儲かる、市場的に空いているからニッチに攻めよう」という考えで事業をはじめると、仮に最初はうまくいったとしても、自分が本当に貢献したかったり、繋がりたいと思える相手ではない市場にマーケティングをした結果、虚無感を感じるようになっているみたいですね。

山倉:確かに、「何やってるんだ自分は」みたいになりそうです。

吉武:このような考え方を持って、マーケティングとスピリチュアルという世界を繋げて考えています。一人で生きていくのではなく、この本にも書いたようにみんなで繋がって生きていくことが重要。そういった時代に入っているように感じています。

スピリチュアルの伝え方

全ては一つ

山倉陽平

山倉:言い方は難しいのですが、スピリチュアルというと一見怪しく聞こえてしまうこともあるのかなと思うんです。

もちろんしっかりとした理論上でのスピリチュアルをお仕事とされている方もいらっしゃいます。そんな中でお金儲けのためにスピリチュアルを謳って、商売をしている人もいると思うんですね。その辺りで吉武さんが意識しているところはありますか?

吉武大輔吉武:自分は基本的になんでもありだと思ってます(笑)怪しいスピリチュアルから、本物まで、なんでもありだと思っているんです。スピリチュアルの世界って本当に深淵で、レイヤーがたくさんあるので、ある一定の層では正しい教えだったとしても、その層を抜けた人には効果を発揮しなかったりすることがよくあるんですね。

でも、さらに次の層を抜けていくと、効果を発揮しなくなってしまった教えがまた効果的になったりする、というように単純ではないんです。

スピリチュアルな世界は、自分なりに見るとそんな構造になってるんですよね。人には人のタイミングや考え方があるので、理論の正しさやスピリチュアルの正当性を主張する必要はないと思っています。

信じているものを、お互いに「いいね」って言い合えることを大切にしたいですし、結局、スピリチュアルの究極の教えって「全ては一つである」ってことなので、全てが一つのはずなのに、スピリチュアルの教えを持っている人たちが派閥をつくったり、争いをしてるのを見ると、面白いなぁと思っています(笑)

自分も色々なことに反応しますし、あれこれ思うこともあるんですけど、究極は「全ては一つ」という考え方が根底にあるので、どうせ一つだから、抵抗しようが、上がろうが下がろうがいいよねって思うんです。

山倉:「全てが一つ」という考え方が「なんでもいいじゃん。全部OKじゃん」というところに繋がってくるんですね。

吉武:そうです。自分に嘘をつかないっていうことと、誠実で謙虚であるっていうことさえ忘れず、自分で選んだ上でそれぞれのやり方でやるのは、いいことじゃないですかね。

 

ニューヨークで逢った特別な場所

特別な場所

山倉陽平

山倉:僕が吉武さんのプロフィールを見ていて気になったのは「20歳の時に単身ニューヨークに行って、セントパトリック大聖堂で覚醒体験をした」というところで。その辺りが今のスピリチュアルティに繋がってきている部分があるのかなっと思いました。これはどのような体験だったんでしょうか?

 

吉武大輔

吉武:まさかその話をするとは(笑)当時、自分が二十歳の時は高橋歩さんが流行っていたんです。作家であり、世界中旅をしていて、「自分の好きなことを仕事にするぜ」っていう若者のカリスマみたいな方です。

自分もいろんなインスピレーションを受けて、二十歳の時にニューヨークに1人でバックパッカーとして行ったんですね。10日間マンハッタンを北から南まで歩いて、無計画に旅をしていました。その時、たまたま街中に教会があったので、何の気なしに入ってみたんです。観光者気分で、「あっ、教会がある」くらいの感じで。

そして、ガチャっと入った瞬間に、何かわからないけど自分の中に、「うわー!!」っと一気に入ってきたんですよ。で、「なんだ!なんだ!?なんだ!??」と思っていたら、今度は「うわー」っと全部出ていったんです。

山倉:不思議な感覚ですね!

吉武:そのあとはシーンと静かになって、すべてがつながっていて、ひとつだという感覚を得ました。言葉では説明できないことですが、その当時はスピリチュアルのスの字も知らないただの学生でした。自分の体験が何かもわからないですし、説明もできない。この場所は自分にとって特別な場所だということは感じました。

その体験の後は、2時間くらい教会でぼーっと過ごしました。最終日にもう1回行った時は普通だったんですけど、すごく好きで大切な場所になりました。

帰国後に通った起業スクールで、初めて「スピリチュアル」という言葉や、「コーチング」「カウンセリング」「セッション」などを知り、後付けでニューヨークの体験はスピリチュアルな体験だったということが分かりました。

山倉:なるほどそこから今も大切にしていらっしゃる「感情」とか「関係性」っていう部分を意識し始めたということなんですね。

吉武:こうして話していると懐かしいですね(笑)今年か来年、またニューヨークに行けたらいいなと思います。

—-自分だけの場所が世界に数カ所存在する

吉武:これは、話が脱線するんですけど、どうやら人には「その人だけの場所」というのが世界に何箇所か存在しているみたいです。自分が今のところ見つけているのは、ニューヨークとニュージーランドです。ニュージーランドはずっと気になってて、去年行ってみたんですけど、やはりそういう場所があったんですよね。

この話が事実かどうかよりも、世界中に「ここは自分の場所なんだ」という場所を見つけていくことができたら面白いですよね。何かルーツを感じる場所や、気になった場所にはどんどん行ってほしいなって思います。それが人生の起点になるかもしれないし、ならないかもしれないですし。

山倉:そうですよね。人によっても違ってくるでしょうし。どんどん気になるところには行ってみると、新しい自分を見つけられるきっかけになるかもしれないということですね。

 

師匠、メンターとの出会い方

メンターとの出会い方

山倉陽平

山倉:続いてビジネスの話を聞いていきたいと思います。本を読んでいると吉武さんは「師匠がたくさんいるな」っと感じたんです。ビジネスの師匠やスピリチュアルの師匠も。

たくさんの方から学ばれた結果、いまの独自の理論をお持ちなのかと思いました。学ぶ時のポイント、メンターとの出会いをどのようにビジネスに活かして成功していけばいいのかお聞きできますでしょうか?

吉武大輔吉武:自分が成功しているかはわからないですけど、本当に、先生や先輩には恵まれたなって思います。その人達は、ノウハウとか成功法則を教えてくださる前に、まず人としてすごく大切にしてくれたんです。それがあったから、その先生や先輩たちから学びたいって思ったんです。

通常、セミナーってノウハウを教えてもらうために行くじゃないですか?先生側もノウハウを伝えることが仕事だと思っているように思います。でも、自分はそうではなく「人として、生涯共に生きていきたい」という縁をまず大切にしたいと思っていて、その上で学びを共有するからこそ、長い付き合いになると思っています。

山倉:それではノウハウを知るためだけじゃなくて、その前に「人としてこの人と関わりたいか」っていうが大事なんですね。

吉武:そこが先だと思っていますし、将来も同じ方向を向き続けていけるかということが先生と生徒の関係においては大切なんです。そこがズレていると、今は良くても、お互い歳や経験を重ねていくなかで、「何か方向性が違うな」と感じてしまったり、仲違いしてしまうケースもたくさん見てきました。見ている世界や、大切にしたいものが一緒で、かつ、成果や結果を生み出す為の専門性を持っている先生との出会いを大切にしてきたなと振り返って思います。

—-どうやったら出会えるか?

山倉:成功しているということ以外にも、見てる世界観や価値観が似ている方から教えを受けることで成長は早まるというイメージですね。

聞いている方がここで1つ疑問に思うのが、そういう先生や師匠、メンターとどうやって出会えばいいのかということかなと。周りにいなくて、なかなか出会えないと悩んでいる方に、アドバイスはありますか?

吉武:スピリチュアル的な観点から見ると、「自分が欲しいものを与えると返ってくる」という王道を行うことです。1番欲しいものを与えるとそれが返ってくる。ということは、師匠と出会いたければ、今の自分ができる範囲でかまわないので、身近な人や大切な人たちに教え、伝え、貢献していくことが大切です。

逆に、「誰も私に教えてくれない」「私はこんなに頑張ってるのに!」と言ったり、思ったりしていると、自分が発したものが返ってきますね。

山倉:自分も誰からも教えてもらなくなってしまうと。

吉武:そうですね。その状態で頑張り、一時的に成果が出たとしても、また元に戻ってしまう人をたくさん見てきてました。ですので、「欲しいものを与える」というのがスピリチュアル的な観点でのアドバイスです。

現実的な観点から見ると、本はすごくオススメですね。自分も多いときは、年間200冊以上本を読んでいますし、今はYoutubeやポッドキャストなど様々な媒体があるので、まずは興味があるものから始めてみてください。師匠に出会えない人は、自分の普段の生活領域がほぼ決まってしまっていて、そこを広げることができていないことが多いですよね。

山倉:会社と家を行ったり来たりとか、同じ友達といつも遊んでいるとか。

吉武:他には、地方に住んでいて、その土地にしか住んだ経験がないとか、逆に東京に住んでいても東京以外に住んだことがないなど、世界が限られているケースがあります。本や様々な媒体で、興味のあることをインストールすることを実践してみてください。

あとは、身近な仲間から素晴らしい人を紹介してもらうこともいいですね。「あの人は、なんであんなに成功してるんだろう」「なぜあんなに活躍しているんだろう」と感じる人には、先生がいると思って間違いありません。

自分も20代の頃から作野さんにお世話になっていて、「作野さんっていう経営者の方に、とてもお世話になってるんだ」と周りの起業家仲間と話したら、仲間たちも作野さんのところで学ぶようになりました。本というツール、リアルな仲間からの紹介はすごくいいと思います。

作野裕樹社長:株式会社レジェンドプロデュース最高経営責任者

http://sakuno.jp/profile

 

すでに成功している勇者タイプの方にもオススメ

成功者にもオススメ

山倉:「優しすぎるあなたがお金持ちになる生き方」というタイトルで、わがままに突っ走れない優しい方がターゲットになっているのかと思うのですが、他にも読むことをオススメしたい方はいますか?

吉武:優しい方はもちろんなんですけど、この本の内容を伝えたいと思っている他の対象は、「既に成功を手にしている勇者タイプ」の人たちです。この本には、「自分の隠された感情」や「なぜ、自分の組織は思うように動かないのか」「なぜ、人間関係のトラブルが続いてしまうのか」という、本質に気づくことができるエッセンスを盛り込んでいます。

既に勇者として成功しており、これからその先の老師に向かう方達に、自分をサポートしてくれている賢者の大切さや、周囲への感謝や周りの人間を引き上げることなどに気づいてもらえると嬉しく思います。

山倉:この本の特典で先ほど伝えた“挑戦者” “勇者” “賢者” “老師”の4タイプのキャラクターのどれに自分が属するかという診断ができるツールがあるので、ぜひ診断していただきたいと思います。

僕自身もやってみて“勇者タイプ”だったんですが、賢者タイプの考え方を知ったことで、「伝え方」や「仕事の任せ方」など新しい視点が持てたことがすごくよかったです。

 

7000件を超える相談の中でのエピソード

7000件の相談事例

山倉陽平山倉:これまでの7000件を超える相談の中で、勇者タイプの人が賢者タイプの考え方を知ってこんな変化があった!というエピソードはありますか?

 

 

吉武大輔

吉武:勇者の「あるある」でいうと、勇者はビジョンを語ったり、役割を与えたり、方向性を指し示して鼓舞するのが仕事なんですけど、それは1回、丁寧に伝えることができれば、後は、伝えること以上に、話を聞くことが大切になります。

ですが、1回伝えても思うようにいかない場合、2回、3回、4回、5回という風に、伝えることに力を入れてしまうんです。伝え方も「もっとボリュームを大きく」とか「もっとジェスチャーを入れて」みたいに大きくしていくんですね(笑)。ここでの原因は、指示が通っていないことではなく、みんな分かっているけどできていないことや、勇者と本音のコミュニケーションが取れないということで、苦しんでいるんですね。

そんな時に自分は勇者に対して、「賢者(仲間)の話をよく聞いて、感謝を伝えてみてください。賢者が何を感じているのかに寄り添ってください」という風にアドバイスをしています。それが実践されると、自然と組織が動き出して、不思議と成果につながっていきます。

山倉:そうなると賢者タイプの方々も自分からどんどんやっていってくれるという変化が起きるんですね。

吉武:勇者は、自分の思いを伝えて、人を動かすことが大切だと思っているかもしれませんが、賢者からすると、できるという前提でしか話がされていなかったり、勢いや思い込みが強くて、今できていない原因の話を聞いてくれないケースや、ビジョンや方向性の大切さはわかるが、この状況が続くと耐えられない、というような状況になることをよく見てきました。賢者の我慢が続く中では、成果が出たとしても、組織から離れてしまう人が出てきてしまい、勇者は直前までそれに気づかないという状況になってしまうこともあります。

山倉:いよいよとなって初めて気づかされるということになりかねないんですね。そうなる前に「1度伝えたら、あとはしっかり聞く」ことが大事だと。

—-賢者タイプの方へのアドバイス

吉武:賢者タイプの人にも、簡単に諦めないで欲しいですね。自分が「この勇者についていく」と決めたら、全てを勇者に任せたり、勇者のせいにするのではなく、「自分は勇者に守られている、愛されている」ということを自覚して、勇者に寄り添いながら、本音をちゃんと伝えあっていくことがすごく大切だと思います。

山倉:“賢者タイプ”の方も“勇者タイプ”の方へのアプローチを変えていかなくてはいけないところもあるんですね。

吉武:はい。誰かが悪い、どっちかが悪いということはなくて、みんな本当はお互いを大切に想いあいたいだけなんです。

 

サポート型の賢者タイプの成功の仕組み

賢者の成功の仕組み

山倉陽平

山倉:お金の成功という意味では、目標を持ってガツガツ取り組む“勇者タイプ”の方が上手くいきやすく、輪を大切にする“賢者タイプ”の方は難しいのかなっという印象があります。“賢者タイプ”での成功の仕方があれば教えていただけますか?

 

吉武大輔

吉武:この本は「勇者タイプがいい」とか「賢者タイプの方がいい」という話ではなくて、「あなたはどういう道を進みますか」ということを読者の方に問いかけている本です。

本当は勇者タイプなのに、サポート(賢者タイプの働き)ばかりしている人は、是非勇者タイプの行動をしてみて欲しいですし、賢者タイプなのに、勇者のようにセルフブランディングして、自分を実態より大きく見せて頑張っている人は、ありのままの賢者としても生きていけることを知って欲しいと思っています。最終的には老師タイプに行き着くので、どっちを選んでも両方経験するようになっています。

—-セミナーで伝えている他の道

吉武:書籍の中では、第1章で「やさしすぎるあなたがお金持ちになる2つの道」と書いてありますが、セミナーでは「4つの道」があることをお伝えしています。

①挑戦者→勇者→老師(勇者の道)

②挑戦者→賢者→老師(賢者の道)

③挑戦者→勇者→賢者→老師(N型)

④挑戦者→賢者→勇者→老師(逆Z型)

自分の場合は、③の道を歩んできました。最初は勇者として独立して「吉武大輔」という商品を売って事業が伸びていったのですが、本の中でもエピソードを紹介したように、途中で賢者タイプに移行して、今は老師を目指しています。この本を書いた著者ですら、どれか一つの特性だけで生きているわけではないので、「どの道でもいい」ということを大前提として、読者のみなさんには読み進めてもらいたいです。

勇者の道と賢者の道の最大の違いは、「勇者は時間をお金に変える」。「賢者は信頼や関係性をお金に変える」ということ。勇者はどれだけ時間単価を上げていくかということを考えるので、短期的に成果を出しやすいのは、勇者タイプです。ですので、短期的・爆発的に稼ぎたいという人には、勇者の道がオススメです。

ですが勇者の道の場合、自分自身が商品だったり、ブランドそのものだったりするので、自分が動き続けなければならない仕事になる可能性が高いです。極端な話、週7日、毎日働き続けて、月収数百万円とかは可能なんですが、逆に、賢者的に仕組みなどを考えていないと、自分の稼働がゼロになった瞬間に、収入もゼロになる可能性が高いことも知っておかなければいけません。

—-賢者タイプの戦略

吉武:逆に賢者タイプは、信頼や関係性をお金に変えていくので、どちらかというと長期的です。仲間たちと関係性を育んで、お互いの専門性を持ち寄って資産を作っていきます。資産というのは、「人のニーズに応え続ける仕組み」のことなので、一気に稼げるようにはならないかもしれませんが、ボディーブローのようにジワジワと効いていき、徐々に収入が上がっていく傾向にあります。初期段階での収入は、勇者ほどの額にはならないかもしれませんが、休みたいときにいつでも休むことができる、時間に余裕のある事業を設計することが可能です。実は「休みたい時に休めるビジネスモデル」を作っていると、売上が上がっても休めるんですが、時間稼働で稼ぐビジネスモデルだと、限界効用逓減の法則を越えづらく、休みも取りづらいんですね。

なので、「休みたい時に休めるビジネスモデル」を作った上で、勇者のような働き方ができると安定と成長のバランスがよくなるんですが、それを知らずに、がむしゃらに勇者の道を走っていると、ある程度成功した時に「このままだと休めないな」とか「今のままだと、いつか限界がくるな」と後で気づくことになります。また、そういう時期は、事業拡大のために、新しいスタッフや営業マンを雇っているタイミングだったりするので、人件費が増えてしまい、「売上はあるが、利益が残ってない」という落とし穴にもはまりがちですね。物心共に豊かに生きていきたければ、稼ぐこと以上に、稼いだ後の人生のことを先に考えておく必要があります。

山倉:先のことまで考えて、働き方や取るべき戦略を決めておくことは重要ですね。

吉武:事業の型が決まってから時間を作ろうとするのは、正直難しいんです。先に時間を作ることを目標設定していかないといけない。後から時間を作るには、自分以上に優秀なスタッフか、仕組みを作るのが得意なキレ者のナンバーツーがいないと苦戦します。もしくは相性のいいウェブツールやIT技術などが必要ですね。

山倉:スタートの時点で時間の自由も得られるように戦略を作っておかなければいけない部分があるんですね。

時間とお金を自由にする目標設定の方法

お金と時間

吉武大輔吉武:今回の書籍に関するセミナーをするときに、参加者の方に「目標はなんですか」と聞くと、大体「月収○万円です」といった、お金の設定を先にする方が多いんですが、本質的な目標設定の仕方として、まずやっていただきたいのは、本書P168,169の「何を大切にしながら人生を生きていきたいのか?そして月に何日働いて、何日休みたいのか?」といった、時間軸の目標を決めてから、収入を決めることです。

例えば「毎日休みというのは、自分には合わなそうだから、月に4~5日は働きたい。その上で、こんな暮らしが理想。そんな暮らしをするには月○万円必要。」というケースだったり、「私は2週間働いて、2週間休むというリズムがベスト。そうすると、意外と月40万円くらいで足りるな。」というように、理想を先に思い描き、それらに必要な現実的な数値や時間の使い方を、後から設定してみてください。

「時間の使い方」というのは、スピリチュアル的に言い換えると「命の使い方」とも言えます。まずは、命の使い方を決めた後に、経済的な数値設定をする。薄利多売なのか、高単価高収益なのか、長期なのか、中期なのか、一対一なのか一対多モデルなのか、など現実面を設定していきます。このインタビューを読まれた方は、P169を是非やっていただいて、その上でまた本を読み込んでいただくと、最初に読んだ時と印象が変わってくると思います。

山倉:自分の戦略や進むべき道が明確になってきますよね。

それぞれのタイプを使い分ける

山倉陽平山倉:今、目の前でお話しいただいていると本当に優しい印象で“賢者タイプ”または“老師タイプ”のように感じます。以前は“勇者タイプ”だったということなんですが、その時はどんな感じだったんでしょうか?

 

 

吉武大輔吉武:今も、勇者タイプのエネルギーは使いますよ。セミナー講師をするときや、組織に指示を出す時は、勇者のエネルギーを使ったりします。でもベースは、老師タイプでありたいですね。ケースバイケースで、それぞれのエネルギーを使い分けていけるようになりたいと思ってます。意識的に使い分けるというよりも、自然にそうあれると理想的ですね。

山倉:その時々で自然に振る舞えることがベストということですね。勇者タイプから賢者タイプに変わっていくきっかけはありましたか?

吉武:本の中にも書いたんですけど、親友とのやりとりがきっかけになりました。

勇者タイプの人で起業したいと思っている人の多くが、実は起業をしたかったり、お金を稼ぎたいわけではなくて、本当は「誰かに、自分のことわかって欲しい」「本当の私に気づいて欲しい」という想いを持っているんです。純粋にお金が大好きな方や、この商品を絶対に売りたいというパッションを持っている方よりも、「本当の自分を知りたい、体験したい」という潜在的なニーズで事業をしている人の方が実は多いんですよね。

それ自体は悪いことではないんですが、その感情を隠したまま、もしくは気づかないまま、事業を行うと、それらを直視しなければいけない出来事が起きてくるから大変なんですね。自分のお金の奥に隠した感情に気づき、その上で関係する人たちと一緒に事業を進めていくことができれば、安定して事業に取り組めると思います。

—-隠れた欲求に気づくために

山倉:そうなると自分の奥にある思いや感情に気づくことが重要になりますね。それに気づくことって難しい部分もあるのかなっと思いますが、気づけるための方法はありますか?

吉武:本音で人と話して、人の話をきちんと聞くことですね。自分の奥にある思いや感情というのは、1人では絶対に見つからない領域なんです。

山倉:いくら1人で考えていても見つけられないんですね。

吉武:「ジョハリの窓」という心理学の考え方では、人の心は「自分が知っている窓」「自分が知らない窓」「他人が知ってる窓」「他人が知らない窓」という四つの事象に分けることができるとされています。この考え方の本質は、「他者との関係性において、新たな自分や新たな他者を発見していくことによって、自分の本質に近づいていく」ということです。

自分が主催しているグループコンサル(1泊2日の合宿)では、初めて出会った人たちと自分の本音をシェアしていくことによって、過去の自分ではない、本当の自分に気づき、生きていくことに取り組んでいます。大切なことは、グルコン合宿中だけ本音がシェアができることではなく、日常生活に帰ったあとに、今までのコミュニケーションの質や領域が広がって、周囲の人のことも自分のこともより大切にできる人であることだと考えています。

何を大事にしてお金持ちになるのか?

お金持ち

山倉陽平

山倉:いよいよインタビューも終盤になってきました。本当にたくさんのエッセンスがあるこの本ですが、吉武さんが伝えたい1番のポイントはどんなところでしょうか?

 

 

吉武大輔

吉武:精神的も現実的も豊かに生きていただければ何より嬉しいですし、稼ぐ力を持っている人には、どんどん稼いで欲しいです。逆に、本当はお金を追いかけなくてもよくて、他に大切にしなければいけないことがあるのに、お金でそれを隠している人達は、早めに稼いで「大切なことはお金じゃなかった」と気づいて欲しいです。

今回のインタビューを読んで、「私は、本当にお金が好きなのかな?」と疑問に思った方は、お金以外で自分の人生で大切にしたいことに気づいてから、お金稼いだ方が楽ですよ、ということも知っていただけると嬉しく思います。

お金は、稼ぎ方を学べば、比較的簡単に稼ぐことができます。そしてこれからの時代は、さらにいろんなツールや機会に恵まれて、簡単に稼げるようになっていくと思います。お金を稼ぐことを人生の中心にする時代から、「どんな人生を生きていきたいのか」「誰とともに生きていきたいのか」「どんな人たちに囲まれて最期を迎えたいのか」という一生涯を俯瞰して考えてから、「今、何を大切にするのか」を考えて生きると人生に対する焦りが少なくなっていきます。

山倉:確かにそういった見方をしてみると、余計な焦りやプレッシャーがなくなりそうですね。

吉武:本書の中の「真の財産」というコンセプトでは、「あなたが、お金が必要になったときに、何人の人がいくらずつお金を出してくれますか」と問いかけているのですが、極論、1千万、2千万集められるんだったら3、4年は生きていけるわけです。数百万でも、1~2年はいけますよね。その時間を使って、人生を見つめてみる時間をとるのもいいと思います。

逆に100万も集まらないと思うのであれば、もう一度、周りの人との関係性や、生き方やあり方を見つめて欲しいと思います。周りの人から「君なら応援するよ」と言ってもらえる自分なのかどうか。逆に、大切な人が困っている時にお金を出すことができる自分なのか、ということも同時に考えることができますね。

これからどんどん経済格差は広がっていくと思いますし、物理的な豊かさも、精神的な豊かさも両方持っている存在として生きて欲しいです。

 

今回の人生をご一緒できれば嬉しい

山倉陽平

山倉:それでは最後の質問になりました。聞いている方にメッセージをお願いします。

 

 

 

吉武大輔

吉武:この本は、従来の本とは少し、系統が違うと思います。世の中の王道と呼ばれるものではないかもしれませんが、この本の考え方が好きだなと思ったら、気軽に吉武大輔に会いに来てください。吉武大輔の周りには、この本に書いてあるような世界観、価値観を大切にしながら、社会と繋がって生きている素晴らしい仲間たちがいます。吉武大輔と繋がること以上に、その仲間同士で繋がって、感情の流通網や豊かさの流通網を一緒に作っていけたら幸いです。

小さな力でもたくさん集まれば、みんなで豊かになることができます。まだまだ自分も力不足ですが、みなさんと人生をご一緒できれば嬉しいなと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。読者のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

 

吉武 大輔さんプロフィール

吉武大輔

吉武大輔

MBA(経営学修士)
7つの習慣®アカデミー協会 認定ファシリテーター
IMAGINE INC. 最高経営責任者(CEO)
株式会社 Alchemy International 取締役
株式会社 Community Consulting Japan 相談役

【プロフィール・実績】

1986年 山口県出身。射手座のA型、動物占いはペガサス、マヤ暦はKIN69。18歳の時に英語の教員を目指して上京するも、大学在学中の2000人以上の人との出会いをきっかけに、卒業後1年間の準備期間を経て独立。世界No.1マーケッタージェイ・エイブラハムのマーケティング理論・ランチェスター戦略・ドラッカー理論・7つの習慣・経営学修士(MBA)など現実的成果を生み出す経営戦略と、スピリチュアル・陽明学・九氣方位学・奇跡のコース・エネルギーワークなど精神世界と呼ばれる領域の両方を幅広く探求し、現実と精神を融合した独自のビジネス理論・コンサルティング手法を確立。日本全国にクライアントを持つ異色のコンサルタント。過去の累計相談件数は7000件を超え、売上規模(年商数十万~十数億円)、業種業界、個人法人問わず、幅広いビジネスやコミュニティに関わりながら、現実世界と精神世界の橋渡しをミッションに全国で講師・講演活動を行っている。目に見えない世界や抽象的な概念を分かりやすくかつ論理的に説明し、マーケティングを中心とした経営戦略を設計することを得意とする。座右の銘は、Everything’s gonna be alright.

※吉武大輔公式メディアより参照

【メディア】

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・吉武大輔監修 新しい世界にシフトする【TRANSIT】
(DMMオンラインサロン)

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著者:吉武 大輔 フォレスト出版 1512円

 

インタビューを終えて

山倉陽平山倉:これまで出会った成功者の著者さん、成功している起業家の方々の中でダントツで暖かい空気感を持っているのが吉武さんでした。1つ1つの言葉に暖かさと、それを現実で活かすための理論があるので、すんなりと言葉が心と頭に入ってくることに自分でも驚きました。

自分自身 “勇者タイプ” でモヤモヤ部分もあり、とても具体的なアドバイスをいただいたようなインタビューでした。インタビュー後は、ランチに同席させてもらいました。その時の吉武さんはインタビュー中とは違い、とてもエネルギッシュで明確なビジョンを力強く語っていたのが印象的です。そのバランス感覚とギャップが、独自の理論と空気感を作り出しているのだと感じました。